物事には、いつか終わりがくる。

長く関わった最後のお店がクローズした。

 

店頭に立ち、お客さんと会話した風景。

仲間たちと切磋琢磨しあった日々。

東京に行けば、必ずと行っていいほど寄った。

どうやったらお客さんにもっと知ってもらえるか、いい商品をみんなで作り、送り、最高の接客で迎える。

そんな目標に向けて動いていた。

そんな職場から離れて早1年が過ぎた。

そして、閉店したことが知った。

もう、あの場所に、あのお店はない。

笑顔で買い物をしてくれたお客さんとの日々も、もう。

 

終わりがくるというのはこういうことなんだと改めて知る。

切なく、心に何か穴があく感じ。

お祭りが終わった後の、なんとも言えないような感覚と少し似ているのだろうか。

 

物事には、いつか終わりがくる。

終わりが来ないようにと心のどこかで無意識に願い、思い、期待している自分がいる。

 

この日々を続けたいのなら、続きを見ていたいのなら、

いつか来る終わりを少しでも先延ばしできるように、後悔なく取り組んでいくしかない。

もう少し、後少し、もっと見ていたいと思える日々のため。